どろろ 第9話 「無残帳の巻」 感想
風邪で熱にうなされるどろろ。朦朧としながら曼珠沙華を目にしたどろろは、父・火袋と母・お自夜とのかつての日々を思い出す。
「曼殊沙華は好きじゃねぇ・・おとうちゃんとおっかちゃんを思い出しちまう・・・」
ここ、「また置いてかれちまう」のどろろの言葉で、ああ、この子は「さびしいんだなぁ」って切なくなった( ;∀;)
綺麗な丸首ブーンとハムエッグ
まずはこれを見ていただきたい。
↓ 原作の火袋(丸首ブーン)
↓ オープニングの火袋
↓ 9話の火袋
↓ 原作のイタチ(ハムエッグ)
↓ 9話のイタチ
火袋とイタチが綺麗になってる・・・・!
9話のゲスト、火袋役が三宅健太さん、お自夜役が藤村歩さんでした。
個人的に火袋は原作絵ならば郷里大輔さんや玄田哲章さんのイメージだったんですが、このデザインだと三宅健太さんぴったりでしたね!
浅田先生のデザインカッコイイ(`・ω・´)
どろろの為にかんばる百鬼丸
「ど・ろろ・・からだ・・あつ・い・・」
このシーン、ちょっと泣きそうでした( ;∀;)
だって、どろろ、今まで百鬼丸に声をうざがられたり、話しかけても割と放置プレイ気味だったじゃないですか。
それが今回百鬼丸は、どろろを助けようと他人と初めて言葉を使ってコミュニケーションを取ろうと試みてるんですよ。(どろろがいっぱい百鬼丸にしゃべりかけてくれるから、言葉を少しずつ覚えたんでしょう、きっとw)
あんなに自分の声を嫌がってたのに、前回はどろろを心配して大声を出したり、名前をがんばって呼んでくれたり予兆はあったんですよね。
どろろ、今までの旅路は無駄じゃなかったよ( ;∀;)
おいて行かれたりなんかしない。
きっとどろろが百鬼丸を大事に思ってるくらい、百鬼丸もどろろのことを大切に思ってるよ( ;∀;)
ただし、この後困って道端に座り込むのはどうかと思ったw
尼さんが通りがからなければどうするつもりだったのかw
曼殊沙華(彼岸花)
過去編は赤色が効果的に使われていて印象に残りますね。
今回は彼岸花の赤、血の赤、炎の赤・・・そして連想する死。
ちなみに彼岸花は毒のある花です。食べると危険です。
赤い彼岸花の花言葉は 情熱・独立・再会・あきらめ・悲しい思い出。
どろろの嫌いな曼殊沙華。それは衰弱した母親との別れの場所だったから。
お自夜は敵ともいえる相手から施しを受けてでも、どろろを生かそうとしてくれた。
火袋とお自夜は、最後まで誇り高く生きた。そして彼らが残した、とらわれることを嫌う自由な精神と勇気は、今でもどろろの中に息づいている。
まとめ
今回はどろろの過去回でした。
大きな改変もなく、ほぼ原作をなぞって描いてくれたのが良かった。
イタチは小悪党だけど、言ってることとかやってることは間違ってないと思うんです(`・ω・´)
一本気な火袋やお自夜は自分の信念を曲げることが出来なかったけど、イタチが裏切らなくても、破滅はいずれ見えていたと思います。割とどろろはそのあたり自由そう。賢くなければ生き残れない。そしてどろろは賢く生きてきた。
あと、最後に尼さんに「どろろは女の子」って言われた百鬼丸だけど、まず「女の子」ってのがよくわかってなさそうなんですがw
どろろが回復した後、百鬼丸にお礼を言ったり、「女の子」だって知られたかと思ってわたわたしてたのかわいかったですね(^ω^)
そしてついに醍醐さんちにも百鬼丸の存在がバレた! 密偵優秀だな!w 多宝丸もこっそり聞いていた!
次回はついに多宝丸との接触回・・とっても不安ですね(`・ω・´)
従者2名と多宝丸、割と好きなんで、あんまり争わないでほしいなぁ・・( ;∀;)
これまでの感想↓