箪笥のこやし

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どろろ 第7話 「絡新婦の巻」 感想

 ミオが歌っていた「赤い花白い花」、パンツが空を飛ぶシーンで有名な「そらのおとしもの」でも使われてましたね。けれど、5話と6話のインパクトにより、この曲を聴いて思い出すのは「どろろ」になりました。

 

 そして前回の蟻地獄は契約違反でもなんでもなく、倒されそうになっただけで声を百鬼丸に取られていた! 

どういうことだよ!w それじゃあ鬼神ってわざわざ倒さなくってもいいんじゃないという疑惑が。

 

 

 

 

今週の妖怪:絡新婦(じょろうぐも)

万代さん以来のお話出来る妖怪です。黒髪前髪ぱっつんな見た目とか、女郎蜘蛛なあたり、某ゲームの某初音ねえさまを彷彿とさせる美人さんです。キャラデザ大好きです。声優は甲斐田裕子さん。ぶっきらぼうな話し方だけど、いっぱいしゃべってくれて大満足。

人間の精気を吸って生きる蜘蛛さんですが、自分を助けてくれた男を気にいってしまいます。ぶっちゃけ侍連中よりよっぽど人情ありまくりです。

途中で2話の万代さんみたく百鬼丸にさっくり倒されちゃうんじゃないかってハラハラしました。 でも百鬼丸の耳が聞こえるようになってたのでセーフだったw

キャラが立ってるので、また出てきてほしいです。

異類婚姻譚って、大抵最後はカップ破局・別離で終わるわけですけど、今回はハッピーエンドでよかった。

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

弥二郎さん

見た目はおっとりだけれど、その内面は蜘蛛さんも惚れるナイスガイ。

彼女の見た目も気にしない度量の持ち主。前途多難そうですが、幸せになってほしい。

 今週の百鬼丸

 戻ってきた肉体:無し。

前回のほろ苦い喪失でだいぶ落ち込んでいましたが、どろろのお陰でだいぶ浮上したんじゃないでしょうか。

前回までと違い、周囲の声をよく聞くようになり、状況判断の出来る子になりました。無駄に殺生しなくて偉いです。

そして今回の蜘蛛さんは体を奪った鬼神ではないんですよね。もし彼女が鬼神だったとしても、きっと今の百鬼丸なら殺さないでしょう。

あと、最後の百鬼丸の笑いはプライスレス。どろろにはもっと百鬼丸を笑わせてほしい。

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

 

これまでの回収部位まとめ

第1話→皮膚

第2話→神経

第3話→右足

第4話→聴覚

第5話→声帯・右足(奪われる)

第6話→右足(再奪取)

第7話→無し

 

どろろはおかん

かけがえの無いものを失い、沈みがちな百鬼丸を元気づけようと、一生懸命励ますどろろ百鬼丸の心に寄り添おうとするどろろの優しさが身に沁みます。

もはやどろろの面倒見の良さ、優しさはおかん級ですよ・・・。今後、どろろが過去にどんな経験をし、この心の強さに裏打ちされた優しさを獲得してきたのか描かれると思いますが、すごく期待しています。

どろろが最後に蜘蛛を殺さなかったり、弥二郎がお椀の虫を外に逃がしてやるシーンは、万物に魂が宿ると考える日本人の宗教観を反映してるみたいで良かったです。

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

まとめ

いいラブストーリーでした。

そして! 今回は誰も死んでない! 妖怪も倒してない! (村人が事故ったのはノーカンで)

いままで暗い話が続いてきて、やっと真にハートウォーミングな話が来たよ!

これで今週は明るい気持ちで過ごせるってもんです(`・ω・´)

もう今後5話くらいこんな話でいい。毎回安心して観れます。

次回は完全オリジナルっぽいんで、期待半分・不安半分で待機します。

 

kumahachi2018.hatenablog.com 

 

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