どろろ 第6話 「守り子唄の巻・下」 感想
「いいかい?これは人の声だ。周りにあるのは森に生きてるもんや火や風の音さ。お前さんは慣れなきゃいけないよ。穴倉からこの世に出る為にはね」
(前回の琵琶丸さんとってもサリバン先生)
でも、穴倉から出たらそこは地獄だったYO!
そして前回 この鳥を倒して声が戻ったかと思いきや、コイツただの妖怪だった!
公式で説明してくれるのありがたい(`・ω・´)
【TVアニメ「どろろ」 妖怪紹介!!】
— TVアニメ「どろろ」公式 (@dororo_anime) 2019年2月10日
本作に登場する妖怪たちについて解説していきます!
今回は第五話で百鬼丸に傷を負わせた「妖鳥」を紹介!
ぜひご覧ください!
第六話
●TOKYO MX:2月11日(月)22:00~
●BS11:2月11日(月)24:30~
■Amazon Prime Videoにて配信中!https://t.co/5clmUsDjqi #どろろ pic.twitter.com/DXrp01JM8j
毎週の放送が「楽しみ!」から、息の詰まるような展開に心が抉られて「苦しい・・・みたいんだけど、みたくない・・・」になりつつある今日この頃ですこんにちは。これはもしや制作陣から篩にかけられているのかもしれない。「ついてこれる奴だけついてこい」という・・・!
気になったところ
前回の足欠損シーンがショッキングだった分、さくっと戻ってきたのが拍子抜け&ほっとした(`・ω・´)
どうやら鬼神に契約違反は許されず、別の部位(足)を奪うとペナルティで元々奪っていた部位(声)をボッシュートされる模様。しかも倒されると奪った部位は元通り百鬼丸に返却w
今週の百鬼丸
自分の声がうるさいからしゃべらないんだと困り顔でミオに訴える百鬼丸。こんなにコミュニケーション出来る子になって(`・ω・´) なれない獣がなついてきた感ある。
悲しそうなどろろやパパにもやっていたこの顔に触れるしぐさは、彼の精いっぱいの慰めぽい。
ミオたちとの生活の中で、目に見えて変化してきた百鬼丸。
百鬼丸は、ミオが鬼神のいるあの土地に移り住みたいと思っていたこと、彼女がいつも「悲しそう」な様子にも気が付いていた。ミオをそんな風に落ち込ませる理由ははっきりとはわからなかったに違いない。けれど、それをどうにかしたいと思ったからこそ、傷が治りきらないうちに2度も鬼神退治へと赴いたわけで・・・誰かの為に行動をおこし、それが裏目に出てしまう。
「泣きそうになったら歌う」と言っていたミオの最後の声を聴いたとき、どんな気持ちだったか思うとやり切れない・・・。
はじめてできた大切なものを奪われて、我を忘れ怒りを露わに容赦なく侍たちを殺戮していく場面は痛ましく見ているほうもつらい・・。
自分も悲しくて悔しいだろうに、必死に百鬼丸をとめようとするどろろ。
どろろの制止でとどまることが出来たのは、ミオが残してくれた彼の人間性の発露だと思いたい。
どろろホントいい子だよ!(`・ω・´) ミオとのエピソードも感動的でしたが、どろろのいつでも前向きな姿勢が本当に救いだよ( ;∀;)
これまでの百鬼丸とこれから
これまでは、敵がいれば戦って倒す、腹が減れば食べる。そんな本能に従う獣か小さな子供のような描かれ方をしてきた百鬼丸。
一生懸命話しかけるも、見えない&聞こえない&話せない百鬼丸のせいで起こった万代さんの悲劇。交渉不在の物理で殴るコミュニケーションがここに。
普通の子供ならば、小さい頃から他者とコミュニケーションをとり、共感性・思いやり・社会性を徐々にはぐくんでいきます。ですが、百鬼丸は五感が失われ、外界から切り離されていたためにそういった社会性を育てることが出来なかったわけです。
「赤ん坊がおもちゃを取られたら怒って取り返すだろう? それと同じなのさ。その上、取られたもんが自分の体とあっちゃあねぇ」
↑これは真理かもしれない。
この新「どろろ」では、百鬼丸が五感を取り戻し、周囲の人間と関わり合い、コミュニティに必要なことを学び、獣から感情をもった人間へ成長していく過程を描いていくのが物語の軸になっています。ただし、原作と違い、いまだ子供のような百鬼丸と対極となる多宝丸が親思いのかしこい良い子として描かれているので、いずれ戦うことになると思うとなんか気持ちが複雑(´・ω・)
そして二話続けての小林靖子脚本。この第五話と第六話が、なんで自分にとってこんなにしんどいのか考えてみた。
物語を観る時、私は登場人物に感情移入したいと思ってます。ただし、アニメやドラマの登場人物は架空の存在ですから、彼らの振舞いや性格にリアリティが無いとなかなか共感したくても出来ません。そのために必要になってくるのが、視聴者の心を騙せる、よく練られた素晴らしいキャラクター造形なわけです。
たとえばどろろですが、小さいながらも生意気で負けん気の強い、明るい勇気のある子どもとして描かれています。どろろは第五話で、妖鳥との戦いで膝をついた百鬼丸の元に駆け寄り、体を張って彼をかばう素振りを見せます。また音に苦しむ百鬼丸を気遣い、耳当てを作ってあげつつ、その様子を笑ったり・・・百鬼丸の第一話からのキャラクター造形は言わずもがな、「この人物ならば、こういった行動をするだろう」という細かい描写が本当に上手いんですよね。(脚本→絵コンテ→原画に落とし込まれる時点で、演出や演技の変更はあるにせよ)これにより視聴者は登場人物をより身近に感じることができます。こういった「キャラクターが生きている」ことこそが小林脚本の傑出した部分で、説得力のある個々の描写とその積み重ねがあるから、視聴者は登場人物にリアリティを感じ、彼らの感情や選択を追いかけ、理解し、違和感なく共感していける、共感してしまうんです。
さらに登場人物それぞれの関係性や伏線を丁寧に描き上げ、容赦なく過酷な運命を与えていきます。そうなると視聴者は心を激しく揺さぶられ、百鬼丸やどろろに感情移入し、泣いたり笑ったり、その行く先を案じたりせざるを得なくなるわけです。これを少ない話数でやってのけるのは、ほんとすごいです。
そしてエンディングのミオの歌でまた泣かせてくるし(´;ω;`)ウゥゥ
と、なんでこんなにつらいのか、視聴者(自分)の気持ちを分析してみました。生きていれば暗い夜もあるけれど、明けない夜はないと信じて視聴続けます!でもつらい(´;ω;`)ウゥゥ
おもしろい作品やドラマチックな物語は読者を振り回すため、実は観る側にかなりのエネルギーを要求します。生活に疲れ果てている状態では「おもしろいということそのものが負担になりうる」のです。
— 荻野謙太郎(マンガ編集者) (@gouranga_) 2019年2月9日
↑これすごくわかります。だから、週初めのどろろはつらい。
【 #こんなブラック・ジャックはイヤだ 】
— つのがい@#こんなブラック・ジャックはイヤだ (@sunxoxome) 2019年2月2日
昨日第34話が公開中されました!https://t.co/JJ9jNM00Zz#どろろ pic.twitter.com/AVEzMRMcam
つのがいさんの百鬼丸を見て心をおちつけよう。
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2006年GONZO制作小林靖子脚本の泣きアニメ。当時はネット配信GYAO!で視聴してました。震災で無くしちゃったけど、当時DVDをGONZOさんのサイトから定価で全巻初回限定版で揃えたのはいい思い出です。この頃なんて地方ではアニメ、ほとんど見れなかったんですよね。だからネット配信はうれしかったですねぇ。今は視聴できる選択肢が多くなって、とてもいい環境ですよ。Amazonプライム(どろろはアマプラさんで視聴)とかネット配信いっぱいあるし。
これ、はじめはエロいお姉さんが戦うアクションアニメかと思って視聴始めたんですね。ところがその中身は、親子愛・女性の自立・恋愛などを描いたヒューマンドラマなんです。序盤の積み重ねが終盤の展開に集約されていくシナリオにエンディング間近はボロボロ泣きました(´;ω;`)ウッ…。北米版blu-rayで買いなおしましたが、日本のデッキでも再生できるのでオススメです。
それは、鬼か人か… TVアニメ『どろろ』より「百鬼丸」がfigma化決定!今後の新情報を随時お待ちください! #どろろ #figma #wf2019whttps://t.co/g2j0LGzRph pic.twitter.com/sOgUqUhH4U
— マックスファクトリー公式 (@MXF_official) 2019年2月10日
figma化楽しみです。お値段高くなってもいいからできればペルソナ5のジョーカー&モルガナみたく、どろろもセットにしてほしいなぁ・・・無理ですか(`・ω・´)
これまでの感想↓
次回 第七話「絡新婦の巻」