箪笥のこやし

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どろろ 第15話 「地獄変の巻」 感想

【あらすじ】

鯖目は自分が治める里を守り抜くため、鬼神に人を喰わせていたのであった。百鬼丸は再び蛾の鬼神と対峙する。その頃、蔵に閉じ込められていたどろろは…。

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

今回かなり魚顔の鯖目さん。

 

 

鯖目邸での朝食

朝からいい食べっぷりのどろろと百鬼丸
狐と狸の化かしあい。お互いに昨夜起った事を知らないフリでの会話の中、鯖目はどろろ達にいつまででも逗留して良いと言うが・・・。
前回のことがあるから鯖目さん、2人に薬でも盛るかと思ってたけど、そんなことはありませんでした。うーむ。

 

鯖目の思い

「まやかしでも、構わぬと思うた」

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

里を見下ろしながら、自らの思いを熱く百鬼丸に語る鯖目さん。

これから殺す人間になんでこんなに語るのかは謎ですが、言い訳なのかも知れませんね、自分自身への。
醍醐影光とは違い、権力欲は無く自らの育った里を守りたいだけの鯖目さま。

百鬼丸は彼の話には関心を示さず、刀での返答を返す。
百鬼丸の目には、鯖目は醍醐影光と同じように映っていた。

 

襲われるどろろ

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

里の探索中に、あやしげな土蔵を発見するどろろ
そこで村人に襲われ、土蔵の地下に閉じ込められてしまう。
土蔵の地下は、マイマイオンバの餌場だった。

 

寺の子供たち

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

土蔵の地下でマイマイオンバに襲われたどろろを助けたのは、小僧妖怪。
かれはマイマイオンバに捧げられて死んだ、寺の子供たちの集合体だった。
この子供たちの設定、原作よりも悲惨でなかなかエグいことになってます。
綺麗に見える里の下、一皮剥けば、地獄が埋まっていたわけで・・・。
村人達が迷い無くどろろマイマイオンバに捧げたあたりも、ゾッとしましたね。
ホラー映画によく出てくるヤバイ村人の村ですわここ。

 

マイマイオンバとの戦い

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

湖での百鬼丸マイマイオンバとの戦い。
いや~、ホント鬼神に重きを置かないアニメだよねw
マイマイオンバ、何か見せ場があるかと思いきや、蛾形態のまま一言も話すこと無く百鬼丸の即席火炎放射器でさくっと倒されちゃったよ!w

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

(ちょっとSEKIROの忍義手の火吹き筒を思い出しておおってなったw←現在2週目プレイ中)

2話もあったのに、万代さん以上に話してないw
でも、個人的には今回の前後編の中ではここが一番好きなシーンかも。 

 

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

 

久々に取り戻した肉体

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

背骨でした。この絵づらだけ見ると、痛そうだしけっこうグロテスクな戻り方してますねw

 

そして、鯖目の里に地獄が顕現する

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

平和で豊かな所を前回今回と見てきたので、言葉も無いですね・・・。
醍醐の国がもしもこうなっちゃうとしたら、そりゃ多宝丸も強硬になるよ。
コレを見たらどろろ「あにき、おいら、おいら達どうすればよかったのかな?」って百鬼丸に言っちゃうよ。
今回の件に関して直接の責任は無いかもしれないけれど、どろろ達がこの里に来なければこんなことにはならなかったのだから。
因果応報といえばそれまでかもしれませんが、これまで里の為に尽力してきたはずの鯖目さんが、村人に殺されて無残にも田んぼにうち捨てられているのがなんとも哀れすぎる。 あれ、これ前半の彼の語りが無駄に長かったせいかな?w 

なんだか彼には同情してしまうんですよね・・・。

 

百鬼丸の迷い・どろろの惑い

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

前回の百鬼丸は、「何も考えていない」じゃなくて、「考えたくない」だったんですね。
ホントに頭の中がいっぱいいっぱいって感じで。
コレ、よく考えた上で選択して、迷い無く鬼神退治をするのなら、それはそれでいいと思うんですよ。でも今の百鬼丸はそうじゃないですよね。成り行きで自分が何も考えずに済む楽な道を選択をしているだけで。
自分の行動により被害を被る人間達がいるということを理解した上で、それでもなお、自身の肉体を取り戻したいのかをじっくり考えないといけないと思うんです。
「関係ない」で切り捨てるんじゃなくて。
ホントは百鬼丸が考えるべきところを、今回どろろが悩んでくれてますけど。
迷いがあるままでは、次回多宝丸と再会した時に負けてしまうかもしれませんし。
片目を失うも、百鬼丸との再戦に燃える多宝丸にはおそらく迷いは無いでしょうから。


せっかく一緒にいるんだから、百鬼丸どろろはもっとお互いに助け合って欲しいですね。
百鬼丸は自分に悩みがあるのなら、どろろともっと話をして欲しいし、どろろが悩んでいたのなら、それを一緒に考えて欲しい。
それで問題は解決するかもしれないし、しないかもしれないけれど、きっと心は軽くなるはずです。

 

どろろを「探していた」イタチの斎吾

「じゃ~ん! 見せてもらうぜ、お前が持ってる残りの半分をよ」

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どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

百鬼丸に置いていかれたどろろの元へやってきたのは、彼女を探していたイタチだった。
イタチが必要としていたのは、どろろの背中の地図
イタチの持ってる地図、お自夜かーちゃんの背中にあったものと同じかな? どっから手に入れたのかw
いよいよ宝探しの予感がしてきた。

  

まとめ

今回、原作以上の大惨劇でホントに地獄でした。
自身の行いを後悔してるような描写もあったし、鯖目さんは死なないと思ったのに・・・orz 
それに作画・演出が独特でしたね。
2人が見てる、とぎれとぎれの悪夢みたいな感じというか・・・。

こういうわけわかんない感じ、嫌いじゃないw

 
そしていよいよ次回はしらぬい回! 
2話くらい使って欲しいけど、どうでしょうね~?

 

製品化してくれませんかね(`・ω・´)

 

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