映画『名探偵ピカチュウ』 感想 【ネタバレあり】ポケモントレーナーになりたかった人生だった
5月3日から全世界に先駆け、日本で封切られたハリウッド製『名探偵ピカチュウ』(原題:「Pokemon: Detective Pikachu」)字幕版を鑑賞してきました。
あらすじ
ティム・グッドマン(ジャスティス・スミス)は疎遠だった父、ハリーの事故死の連絡を受け、ポケモン共生都市・ライムシティを訪れる。そこでティムは、父の相棒だった記憶喪失のピカチュウ(CV:ライアン・レイノルズ)と出会い、父の死に疑問を持つピカチュウと共に捜査を開始する・・・。
実は、自分のポケモン知識ってポケモンGOとアニメくらいでして・・・あんまり見に行く気は無かったんですよね。
しかし、うわ言のように
「ピカチュウかわいい・・・ピカチュウ見たい・・・」
という友人に拉致されて前情報無しで映画館へ。
映画上映前、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』予告編のソニックの体型のヤバさに度肝を抜かれ、なんだか不安な気持ちで観た本編でしたが、普通に面白かったです。
竹内涼真がどや顔でポケモントレーナーやってたり、渡辺謙もライムシティのヨシダ警部補役で出演してました。
残酷なシーンや難しいストーリーは無いので、子供が見ても安心な映画だと思います。
お話はけっこう穴だらけでしたが、製作者のポケモン愛を隋所で感じられましたし、「日本のポケモン」をハリウッドで作るとこうなるんだなぁって色々感心しました。
やっぱ、お金かかってるといいもの出来ますね・・・。
ちなみに原作である2016年のゲーム版声優は、ティム・グッドマン(内田雄馬さん)・ピカチュウ(大川透さん)でした。
あと、この映画のピカチュウのライアン・レイノルズがしゃべってない時の鳴き声は大谷育江さんのままっぽいですね。
ピカチュウが可愛すぎた件
いや~、自分が思ってた以上に、感情表現豊かで表情がクルクル変わる小さなピカチュウに終始胸がドキドキしっぱなしでした。
しかも、こいつ喋るんですよ!? ライアン・レイノルズの声で。
このかわいさは、思った以上に破壊力がありました。
ピカチュウ以外のポケモンも可愛く描かれてるんで、ホント見るだけでも楽しいです。
ポケモンとの共生都市ライムシティが楽しそう
ティムが父親の事故死を知り向かったライムシティは、ポケモンをパートナーとして共生するのが当たり前の都市。
1人に1体パートナーポケモンがついてるのがわくわくしますね。
自分だったら相棒はカイリキーにしたい(肩に乗せてもらえそうだから)。
交差点でカビゴンが眠っちゃってて、そこでカイリキーが4本腕で交通整理してたりとか、日常の中に溶け込むポケモンには自分の中の子供心が躍りました。
あ、あとルンパッパがバーの店員だったりとかね。
警察官のパートナーポケモンがガーディばっかりなのはなんでなんでですかね?
警察犬的な感じ?
ちなみに渡辺謙演じるヨシダ警部補のパートナーは、怒り顔のブルーw
色々オマージュ
エイパムがポケモンを凶暴化させる薬「R」のせいで暴れる場面は『グレムリン』を思い出しましたし、負傷したピカチュウをティムがポケモン達に導かれて治療に行く→ミュウツー登場シーンは、どこからどう見ても『もののけ姫』でした。
きっと製作者さんに好きな人がいるんでしょうね。
メタモンが!
しゃべってる! かしこい! 変身! 目が、目が!ww
この映画のメタモン、一家に一体欲しくなるホントすばらしい汎用ポケモンでしたね。
変身した時の目がすっごい笑えました。 サングラスはその為かってねw
まとめ
親子の絆、ポケモンとの絆を描いたハートウォーミング良作でした。
ポケモン好きには絶対にオススメ。
ライムシティに行きたくなること請け合いです。
これ、続編あってもいいよね。ティムが自分のパートナーポケモンを見つける話で。
見に行きますよ~。