箪笥のこやし

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SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE  レビュー これは、まごうことなき傑作。

「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」 は『DARK SOULS』シリーズ、『Bloodborne』で有名なFROM SOFTWAREさんの最新鬼畜難易度ゲームです。

 

―狼よ、我が血と共に生きてくれ・・・。

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生と死、無常観、寂寥、人の業を感じさせる重い物語。

一部の人々は、その難易度から「SEKIRO」をクソゲーと言うかもしれない。

けれども敢えて言おう。

今作は、フロムソフトウェアの最高傑作であると!!!(自分にとって)

 

まずはじめに、あやまっておきます。プレイしない内に、「オンラインじゃないし、和風だし、面白くなさそう」とか思ってて、本当に、本当にすみませんでした(土下座)

 

オンラインじゃなくても、洋風ダークファンタジーじゃなくても、いつものフロムさんの中毒性のある面白さでした。

ボス敵も個性が強く、かつバックストーリーがいっぱい有りそうなカッコイイキャラクターばっかりで戦闘が楽しいです。それにプラスして気になるストーリーも相まって、時間を忘れてプレイしちゃいます。

序盤では、名乗ってる最中に切りつけると怒り出す鬼刑部さんがお気に入り。でも、よくよく顔を見ると赤鼻のおっさん顔で、渋い声&かっこいいセリフとの落差が激しかったり。(解説をみると、元盗賊の鬼刑部さんが、葦名一心に負けて部下になったとかいう小説が一本描けそうな細かい設定が見れます)

 

 

  

葦名の国の美しさ

まず、今作で特筆すべきは、独特の殺伐とした世界観を形作る、ストーリーの舞台となる葦名の国の美しさでしょう。購入前は、日本が舞台なんだと勝手に思ってたけど、プレイしてみたらフロムの考えた創作日本だったのには驚きました。(期待無し・事前情報まったく無しだったので)ぼーっと突っ立って美しい風景を見てるだけでも癒されます。ちょっと血なまぐさくて残酷だけれど。この美しい空想の日本に行ってみたい気持ちに駆られます。

 

ちゃんと、感情移入出来るストーリーがある!

そして今作は、いつものフロム的雰囲気設定のあるようでなかったストーリー、では無く、きっちりと、続きが気になるストーリーラインがあります。

主人公は「(CV:浪川大輔と呼ばれる孤独な忍。

彼の主である、同じく天涯孤独の身である「九郎(CV:佐藤 美由希)が、葦名の国の滅びを防ごうとする「葦名弦一郎(CV:津田健次郎に奪われる所からストーリーは始まります。

ちなみに主人公の「狼」はゲームスタート時から記憶喪失なんで、最初はいろいろ分からないことだらけです。

なぜ、主人公は「回生」(死から復活する)の力を持っているのか、「葦名弦一郎」が狙う、「九郎」の”血の力”「竜胤(りゅういん)」とは何なのか?

この九郎様がとってもいい子なので、お守りするにあたり狼も気合が入るってもんです。ストーリー進行で自身の過去を探る部分も興味深いですね。

 

そして、やっぱり死にゲー、ソウルシリーズ、どころじゃなく死ぬ!

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死にゲーム・オブ・ザ・イヤーがあれば、今年の受賞は間違いないです!

それどころか、数年独占するくらい死にます。

まぁ、題名がSHADOWS DIE TWICE(影は二度死ぬ)だしね。

 

どれくらい死ぬかというとですね。

 

まずチュートリアルで死ぬ。

初見の敵でも死ぬ。

フロム信者でも死ぬ。

慎重に進んでも死ぬ。

適当に進んだらもちろん死ぬ。

ボス戦ではとにかく死ぬ。

対策してもやっぱり死ぬ。

自分でもびっくりするくらい死ぬ。

 

といった感じです。

 

良い点

・ストーリーは短いけれど必要十分

・鉤縄でのスピード感・爽快感のある空中アクション

・歯ごたえのある敵

・飽きの来ない戦闘。ケレン味のある剣戟アクションがかっこよく、楽しい。弾きで忍殺が楽しい。戦闘に飽きたら、鉤縄で敵をスルーして進行することも出来る。

・声優さん

・ムービーのレイアウトが美しい

・登場人物に愛着が涌く

・鬼仏(チェックポイント)の位置が絶妙で、ストレスフリーなこと

・死ぬ度にプレイングが上手になる

・ヒントが露骨にいっぱいある所

・美しいオープンワールド

・目立ったデスペナルティが竜咳くらい

NPC達のサブストーリー

 

悪い点

・多彩な戦術がある・・・とは言うものの、流儀技と忍義手のギミックをほぼ使わない所ですね。(特定のボス以外に)

これは自分が下手なせいかもしれませんが、弾きでボス戦も進行しちゃいます。

逆にいえば、どっちも無くても進行は問題ないってことかな。

・武器のバリエーションが無い

・防具が無い

・キャラ作成が出来ない(主人公のビジュアルがほぼ固定)

・フロムお得意の手抜きステージ&敵のビジュアル使いまわし

・上手い人にとっては、短いと感じるかもしれないストーリーとステージ

 

オススメしたい人、したくない人

さくさく進むプレイングをお好みの方には向かないです。

何度も何度も何度も何度も敵に倒されながら学習し、自分のスキルが上昇していく実感を味わいたい方、強力な敵を倒す達成感を味わいたい人にオススメします。

 

まとめ

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「SEKIRO」は欠点もあるものの、現時点でのフロムソフトウェアの最高傑作だと思います。ストーリー、そして凶悪な難易度を思い出し、何年も心にひっかき傷が残るのは間違いない。

 

この命は、九郎様の為に。

さあ、このつらく無常な世界を、己の想像力と工夫とスキルを武器に歩いていこう。

 

今夜もボス戦だ!

 

PS:

現在ラスボスを残してストーリーはクリア済み。

3段階目が倒せません( ;∀;)・・・。

ネタバレを避けるため、攻略情報をほぼ見ないで来たので、いろいろ取りこぼしてるみたいです。二周目では情報みてやろう・・・。

最後は九郎と狼が幸せに暮らすストーリーになりますよね。

・・・え? ならないって?

 

 

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